
【2026年最新】展示会受付システムおすすめ5選比較!混雑緩和・受付業務を効率化する選び方
記事公開日 : 2026/10/23
展示会管理システムを比較・検討する企業の多くが抱えているのが、「データの分断」という課題です。
来場者登録はWebフォーム、出展社とのやり取りはメールとExcel、当日の受付は別の受付ツール、名刺データは営業担当者ごとに管理――。
部署ごとにツールが乱立し、個人情報の所在やアクセス権限が把握しにくい状態は、運用効率だけでなくセキュリティの面でも見過ごせないリスクです。
本記事では、展示会管理システムの基本機能と導入メリットを整理した上で、情報システム部門の視点で押さえたい4つの選定ポイントを解説し、2026年最新のおすすめ5サービスをご紹介します。
展示会管理システムとは、展示会の事前準備から当日運営、会期後のデータ活用までを一貫して管理するためのシステムです。
来場者・出展社・主催者(運営事務局)という三者の情報を連携させ、展示会全体の運営効率と成果を高めることを目的としています。
よく比較される「展示会受付システム」との違いは、カバーする業務範囲にあります。
展示会受付システムが当日の入場処理を効率化するものであるのに対し、展示会管理システムは受付を含む展示会のライフサイクル全体を対象にします。
| 比較項目 | 展示会受付システム | 展示会管理システム |
|---|---|---|
| 主な対象業務 | 当日の受付・入場管理 | 事前準備・当日運営・事後活用まで |
| 管理する情報 | 来場者の入場記録が中心 | 来場者・出展社・セミナー・リード・行動データ |
| 利用者 | 主催者(受付担当) | 主催者・出展社・来場者 |
| データの活用 | 来場数の集計が中心 | 分析・営業活動・次回改善まで |
ここからは、展示会管理システムのメリットをご紹介します。
展示会管理システムの最大の特徴は、展示会の「前・中・後」をつなげて支援できる点です。
事前準備では、来場登録や出展申込のフォーム作成、出展社からの提出物管理、セミナー予約の受付などをオンラインで完結できます。
当日運営では、QRコードによる入場受付や入場証の発行、ブースでのリード取得を行います。
会期後は、取得したデータを集計・分析し、営業フォローや次回の企画に活かします。
これらを別々のツールで行うと、フェーズが変わるたびにデータの書き出しと取り込みが発生します。
各フェーズのデータを連携できるシステムを使えば、その手間と転記ミスを減らせます。
展示会の運営事務局は、来場者対応と並行して、出展社からの各種申請や提出物の確認、問い合わせ対応などを進める必要があります。
展示会管理システムを活用することで、こうした情報を一元的に管理でき、確認や催促、進捗管理にかかる事務局の負担を軽減できます。
展示会は開催して終わりではなく、会期後に取得したデータを営業活動や次回施策へ活用することが重要です。
展示会管理システムを活用することで、出展社は営業フォローの優先順位を判断しやすくなり、主催者は次回開催に向けた改善点を把握しやすくなります。
また、展示会の成果をデータで可視化することで、次回の予算確保や出展継続の判断材料としても活用できます。
展示会管理システムの機能は製品によって異なりますが、代表的な5つの機能をご紹介します。
Web上に来場登録フォームを設置し、申込内容を自動でデータベースに登録します。登録完了時には、QRコード付きの入場証をメールやマイページで発行するのが一般的です。
来場者の属性(業種・役職・関心分野など)を事前に取得しておけば、当日の受付を短縮できるだけでなく、出展社へのリード提供や会期後の分析にも活用できます。リマインドメールを自動配信し、来場を促すこともできます。
出展申込の受付から審査、出展社情報の管理までをオンラインで行えます。
出展社向けのマイページを用意すれば、企業情報や出展製品の登録、各種提出物のアップロードを出展社自身に行ってもらえます。
事務局側は提出状況や締切をシステム上で確認できるため、個別のメール催促やExcelによる進捗管理の負担を軽減できます。出展社情報を展示会の公式Webサイトや会場マップに反映できる製品もあります。
多くの展示会管理システムでは、展示会当日に来場者が提示するQRコードをスキャンして受付できます。事前登録をしていない来場者についても、名刺を読み取ってその場で情報を登録し、入場証を発行できる製品があります。
また、入場者数や時間帯別の来場状況をリアルタイムで集計できる製品もあり、受付の混雑状況に応じた人員配置など、当日の運営判断に活用できます。
さらに、セミナー会場での入退場記録や、会場内の動線・滞留状況を可視化できる製品もあります。こうした機能を活用することで、来場者の行動をデータとして把握し、次回以降の展示会運営や会場レイアウトの改善につなげられます。
出展社は、ブースを訪れた来場者の入場証をスキャンすることで、名刺交換をしなくても来場者の登録情報をリードとして取得できます。出展社や営業担当者は、会期中から来場者へのフォローを開始できます。
製品によっては、来場者と出展社の商談予約、チャット、オンライン名刺交換といったマッチング機能を備え、会期前から商談機会を創出できるものもあります。
会期後は、蓄積したデータをダッシュボードやレポートで可視化します。来場者数や属性の内訳、セミナーの参加率、アンケート結果などを集計し、展示会の成果を振り返ります。
近年は、取得したリードを見込み度に応じて自動でスコアリングしたり、自然な文章で質問するとAIが分析結果を返したりする機能も登場しています。
CSV出力やMA・SFA・CRMとの連携により、営業活動にデータを引き継げるかどうかも重要な観点です。
展示会管理システムは、機能一覧を見比べるだけでは自社に合うかどうかを判断しにくい製品です。
ここでは、全社のシステム環境やデータガバナンスに責任を持つ情報システム部門の視点から、比較時に押さえたい4つのポイントを解説します。
最初に確認すべきは、自社が必要とする業務範囲を一つのシステムでどこまでカバーできるかです。
受付に強い製品、オンライン配信に強い製品、出展社管理に強い製品など、得意領域は製品ごとに異なります。範囲の狭い製品を複数組み合わせると、結局データが分断され、導入前と同じ課題が残ります。
比較の前に、自社の立場(主催者なのか、出展社なのか、自社主催のプライベートショーなのか)と、事前・当日・事後の各フェーズで必要な業務を洗い出しておくと、候補を絞り込みやすくなります。
次に、システム内の各機能がデータを共有できているかを確認します。
たとえば、事前登録の情報が当日の受付データと自動で突き合わされ、さらにリード情報や分析画面にリアルタイムで反映されるかどうかです。
情報システム部門としては、データの流れと保管場所を把握できるかも重要です。
次の項目は、導入前に必ず確認しておきましょう。
展示会運営では、出展社とのやり取りや当日の現場対応に多くの工数がかかる場合があります。
出展社マイページで提出物を一元管理できるか、申込の審査をワークフローで処理できるか、メール通知を自動化できるかを確認しましょう。
来場者や出展社の操作負担も見落とせません。
来場者や出展社に専用アプリのインストールを求める製品か、Webブラウザだけで使える製品かによって、利用のハードルは大きく変わります。
受付機材のレンタルや当日の運営スタッフ派遣など、システム以外の支援が必要かどうかも検討材料になります。
最後に、展示会で取得したデータを、会期後の分析や営業活動にどこまで活用できるかを確認しましょう。
製品によって、来場者動向の可視化、リードの優先度判定、会場内の動線分析など、分析できる範囲や方法は異なります。自社が把握したい指標や、次回開催の改善に必要な分析ができるかを確認することが重要です。
また、取得したデータを社内のMA・SFA・CRMなどへ連携できるかも確認しましょう。連携方式には、標準連携、API連携、CSVによるデータ受け渡しなどがあり、対応するツールや同期方法は製品によって異なります。
なお、AiMeetでは、Salesforce、Sansan、Google Chat、Slack、Google Tag Manager、Teamsとの連携実績があります。
展示会DXサービス「AiMeet」の詳細はこちら
ここからは、展示会の運営に活用できる主要5サービスを紹介します。
各製品の情報は、公式サイトおよび公開情報をもとに整理しています。最新の機能・料金は各社の公式サイトでご確認ください。なお、掲載順はランキングではありません。
AiMeet公式サイト(株式会社テクサー)
AiMeetサービスページ(システムズ・デザイン株式会社)
AiMeetは、株式会社テクサーとシステムズ・デザイン株式会社が開発・提供する展示会DXソリューションです。
展示会運営全体の効率化と、取得データの活用を重視する主催者・出展社に適しています。
主な特徴
https://eventhub.jp/exercise-exhibition/
EventHubは、ウェビナー・カンファレンス・展示会などを、オンライン・オフライン・ハイブリッドのいずれの形式でも一つのプラットフォームで運営できるイベントマーケティングプラットフォームです。
展示会に加えてウェビナーやカンファレンスも開催し、マッチングによる商談創出とMA・SFA連携を重視する企業に向いています。
主な特徴
eventosは、展示会・カンファレンス・プライベートショーなどのBtoBイベントに特化したイベントマーケティングプラットフォームです。アプリ開発会社として実績を持つbravesoftが提供しています。
イベント公式アプリやデザイン性の高い特設サイトで、独自の来場者体験を提供したい主催者に向いています。
主な特徴
https://www.shanon.co.jp/marketingautomation/
SHANON MARKETING PLATFORMは、マーケティングオートメーション(MA)機能とイベント管理機能を統合したプラットフォームです。
展示会で獲得したリードを、MAによる継続的な育成施策にそのままつなげたい企業に向いています。
主な特徴
Q-PASSは、リアルの展示会やイベントに特化したイベント管理プラットフォームです。必要な機能だけを選んで利用できる点が特徴です。
受付・来場管理を中心に、機材や当日の運営支援も含めて任せたい企業や団体に向いています。
主な特徴
上でご紹介した展示会管理システムを比較表にまとめました。
| 項目 | AiMeet | EventHub | eventos | SHANON MARKETING PLATFORM | Q-PASS |
|---|---|---|---|---|---|
| 提供会社 | 株式会社テクサー / システムズ・デザイン株式会社 | 株式会社EventHub | bravesoft株式会社 | 株式会社シャノン | 株式会社コプロシステム |
| 得意領域 | 展示会の準備〜当日〜AI分析 | イベントマーケティング全般・マッチング | BtoBイベント・公式アプリ/サイト | MA一体型のイベント管理 | オフラインイベントの来場管理 |
| 対応形式 | リアル展示会・イベント | オン/オフ/ハイブリッド | オン/オフ/ハイブリッド | リアル/オンライン/ハイブリッド | リアル中心(ハイブリッド対応) |
| 出展社管理 | ○(出展社マイページ・審査ワークフロー) | ○(出展社によるリード直接取得) | ○ | ○(出展社マイページ・提出リマインド) | 要問い合わせ |
| 当日受付 | QRスキャン・名刺登録・入場証発行 | QR受付・参加証発行 | QR受付・入場証発行 | QR受付 | QR受付(専用アプリ) |
| マッチング・交流 | ○(マッチング・訪問予定連絡・チャット) | ○(名刺交換・チャット・商談予約) | ○(チャット等) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| データ分析・AI | ダッシュボード、リード自動スコアリング、AIチャット、ヒートマップ(オプション) | 視聴ログ・交流データ取得 | イベントデータ分析 | MAによるリード管理・分析 | リアルタイム集計 |
| 外部連携 | Salesforce・Sansan・Slack・Teams等の連携実績、API連携 | Salesforce・Marketo・HubSpot等 | API提供あり | MA一体型 | 要問い合わせ |
| 利用形態 | Webブラウザ(来場者はアプリ不要) | Web | Web・アプリ | Web | Web・専用アプリ |
| 運営支援 | ○(専任担当・機材レンタル・現地技術サポート) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 専任カスタマーサクセス | 機材レンタル・システム管理者派遣・事務局運営代行 |
| 料金 | 主催者アカウント250,000円〜、出展社アカウント(スキャナー1ライセンス付)25,000円〜。機能オプション・機材は別途 | 個別見積 | 要問い合わせ | 個別見積 | 要問い合わせ |
※各社公式サイト・公開情報をもとに作成(2026年10月時点)。「要問い合わせ」は、公開情報から確認できなかった項目です。
AiMeetの料金はサービス提供元の資料に基づきます。機能・料金は予告なく変更される場合があるため、最新情報は各社にご確認ください。
自社に最適な展示会管理システムを選ぶ方法を、課題・開催目的別にお伝えします。
事前登録から当日のリード取得、会期後の分析までを一つの流れで管理したい場合は、フェーズごとの機能が連携している製品が適しています。
たとえば「AiMeet」は、事前準備・当日運営・会期後のデータ分析の各フェーズのデータを連携させて管理できます。
会期後には、リードのスコアリングや会場内のヒートマップ分析など、AIを活用した分析にもつなげられます。
展示会受付システム「AiMeet」の詳細はこちら
来場者と出展社の出会いを増やし、会期中の商談を創出したい場合は、マッチング・交流機能の充実度を比較しましょう。
たとえばAiMeetでは、出展社と来場者のマッチングや、来場者から出展社への訪問予定の連絡、チャットでのやり取りが可能です。
また、EventHubは、名刺交換・チャット・商談予約といった交流機能を備え、出展社と来場者、来場者同士のコミュニケーションを支援します。オンライン・オフライン双方の来場者を対象に、交流機会を設計できます。
展示会のブランドを打ち出し、来場者に独自の体験を提供したい場合は、イベントサイトやアプリのカスタマイズ性を重視します。
たとえばeventosは、イベント公式Webサイトと公式アプリを管理画面から構築でき、デザイン性の高いイベントサイトを作れる点が強みです。
会場マップやプッシュ通知、スタンプラリーなどを組み合わせた体験設計も検討できます。
社内ですでにMA・SFA・CRMを運用している場合は、連携方式と対応ツールを最優先で確認しましょう。
たとえばSHANON MARKETING PLATFORMは、MA機能とイベント管理が一体になっているため、展示会で獲得したリードをそのまま育成施策に組み込めます。
EventHubは、主要なMA・SFAとのネイティブ連携に対応しています。
AiMeetも、Salesforce・Sansan・Slack・Teamsなどとの連携実績があります。連携方式や対象ツールは製品ごとに異なるため、自社環境での連携仕様を事前に確認すると良いでしょう。
なお、受付や当日の運営を中心に外部の支援も受けたい場合は、機材レンタルやシステム管理者の派遣にも対応するQ-PASSも選択肢になります。
展示会管理システムは、受付の効率化にとどまらず、事前準備・当日運営・会期後の活用までをつなげることで、展示会の成果を高めるための基盤となります。
展示会のデータを「集めて終わり」にせず、分析と次回施策への反映までつなげたい場合は、準備・当日運営・AI分析までのデータをつなげて支援する展示会DXサービス「AiMeet」もご検討ください。
サービスの概要や主な機能、導入効果をまとめた資料をご用意しています。
展示会受付システム「AiMeet」の詳細はこちら